2010年12月04日(土) マコンデ美術館 (徒歩)
マコンデ美術館、125社(二見めぐり)ほか にて予告したように、ここではマコンデ美術館の記録を。
まずは自宅からマコンデ美術館までを歩き、9時20分頃にマコンデ美術館へ到着した。道路から奥まってはいるが、白い建物なので良く分かる。
スロープを上がるとこの建物だ。良く見ると白色ではないようだ。
入口両側にはマコンデ彫刻が置かれ、私たちを出迎えてくれる。
入口のすぐ右手にある受付で、運転免許証を見せ伊勢市民であることを証明すると、パンフレットが手渡された。(感謝)
一歩踏み込むと、目の前にはパンフレットに載っている彫刻(ドボン)が展示されている。
彫刻は絵画とは異なり、上下左右斜めあらゆる方向から360°、球の中心に向けてどこからでも見ることができるため、どれだけ見ていても飽きない。ドボンを横からパチリ。
展示室は彫刻の種類などのテーマよって区分されている。
これは、彫刻道具で実際に彫っている作業中の写真も展示されていた。
2Fへ上がると1F同様にテーマ別に展示された彫刻や特別展示が展開されている。
2F休憩ゾーンにある木製の椅子からの風景。
このように多数の彫刻や美術品がテーマ別に分類された整然と展示されている。BGMで民族音楽が流れているが、彫刻を見ているとBGMが無くてもそれぞれに相応しい音楽が流れてくるような感覚になった。早く来ればよかったと思った。
この後に125社(二見めぐり)が控えていたため、1時間弱の滞在であったが、私が特に気になった作品を紹介する。
【荷物を持った収穫のウジャマ】
1F展示室、ドボンを入って、右手に展示されていた。
拡大すると、
特に、このビューが好きだ。今にも動き出しそうで、力強い生命力を感じる。
ところで、ウジャマとはの解説が別の彫刻のところにあったのでパチリ。
ウジャマ彫刻
ウジャマは人々の集まりのことで、大家族や集団農場、作業場を示すこともあるが、彫刻のウジャマは家系図の意味をもつことが多い。人間を多数、柱のように彫り、お互いに支え合い、たすけあって生活している場面や、昔からの出来ごと、あるいは神話や動物などを彫り、大部分のウジャマ彫刻には、酋長や家長が作品の上部中央に彫られている。
【細い人】
次は細い人シリーズ。自然とともに生活し、豪放でありおおらかそうに感じる(私の思い込みだろうが・・・)人々がこれ程までに繊細な彫刻を作り上げることに感動した。
【チョースケ】
これは朴訥な雰囲気と鼻頭、眉のテカリで惹かれてしまった。解説を読むと、この美術館が最初に購入した作品で、いかりや長介に似ていたことからこの愛称が付けられたとある。さらに気に入ってしまう。
【黒檀の特性を教えてくれる作品】
マコンデ彫刻の材料は黒檀だそうだ。ただ、黒檀はどのような木であるのか?黒檀といえば、成形された家具や調度品でしか見たことが無いので原木はどんなものだろう。じつは黒檀も外見は他の木と同様で、皮から黒いのではないそうだ。
これらの作品は原木の皮の部分も残しているため、内側が黒くなっていることが良く分かる。これらの作品は黒檀の特性を私に教えてくれたものである。
【特別、感謝】
2F出入口付近に各種パンフレットが置かれているが、
その中でも異色というか、興味深かったのは「二見小学校6年A組」特製のオリジナル二見ガイドブックだ。一件の価値あり。他の観光地にも置かれているかも知れないので、どこかで見かけたら表紙を開いてみて欲しい。
6年A組、ありがとね!
【マコンデ美術館、125社(二見めぐり)ほか の記録】